皆さんこんにちは。 せかいじゅうニュージーランド移住サポート専門家のTakuです。
日本は蝉も鳴き始め、いよいよ夏真っ盛りという感じでしょうか。
7月8月は海やプールなど遊びに行かれる方も多いかもしれませんね。
反対にニュージーランドはいよいよ冬本番。7月8月が最も気温が低く、スキーやスノボーをはじめ、スノーシューとトレッキングやアイスクライミングなどのウィンタースポーツが盛んです。
ニュージーランドの冬は寒いというイメージもあり、実際南のほうのクライストチャーチやクイーンズタウンなどこの時期の最低気温はマイナスにもなります。
しかし、実際住んでみると、寒いのは慣れるので意外と大丈夫だったりします。
この辺りのお話もまたメルマガでお送りさせていただきますね。
さて、前回は、一軒家の賃貸について家賃相場やメリットデメリットについてお伝えさせて頂きましたが、今回はその続き、
一軒家の賃貸について注意点や探す際のポイントに触れられればと思います。
1. ニュージーランドで一軒家を賃貸する際の注意点
1.1 法律と契約条件
ニュージーランドの家賃法は入居者保護が重視されており、家主と入居者の権利と義務が法律で定められています。
契約を結ぶ際には、法的な規定を理解し、契約条件をしっかりと確認することが重要です。
特に私達日本人はニュージーランドでは「外国人」となりますので、無用なトラブルを抑止するためにも、契約内容はよく確認しましょう。
一般的な一軒家賃貸の契約書に書かれている主な項目を以下にご紹介します。
家賃 (Rent)
支払い方法と支払い日が明記されます。
家賃の値上げは、固定期間契約中は許可されていませんが、定期契約の場合は180日ごとに値上げが可能です。
ボンド (Bond)
通常、2~4週間分の家賃がボンドとして要求されます。ボンドはTenancy Servicesに預けられ、契約終了時に必要に応じて修繕費や清掃費などが差し引かれた残額が返還されます。
メンテナンスと修理 (Maintenance and Repairs)
家主は住宅を適切な状態に維持する義務があります。
テナントは軽微な修理や日常的なメンテナンスを行う義務があります。
敷地内の安全性 (Safety and Security)
家主は住宅が安全であることを保証し、火災警報器の設置を行う必要があります。
通知期間 (Notice Period)
定期契約を終了する場合、通常は21日の通知期間が必要です。
家主が契約を終了する場合、定期契約では90日、特定の理由がある場合は42日の通知期間が必要です。
この他にも様々な条項が盛り込まれているので、わからない点は曖昧にせず、きちんと確認するようにしましょう。
1.2 地域の特性と需要
各地域によって家賃相場や需要が異なるため、移住先の地域の特性や周辺環境をよく調査しましょう。交通アクセスや学校、ショッピング施設などの利便性も考慮に入れてください。
1.3 家具付き vs 家具なしの賃貸
家具付きの物件は手間が省けますが、家具なしの物件は自分好みの家具を選べる利点があります。ニュージーランドの一軒家賃貸では家具なし物件がメインではありますが、たまに家具付き物件もあるので、予算や好みに応じて選択しましょう。
2. 一軒家を賃貸する際の家主の責任と義務
家主は入居者に安全で快適な住環境を提供する責任があります。定期的なメンテナンスや修繕を怠らず、入居者との円滑なコミュニケーションを心掛けましょう。
3. 一軒家の賃貸を探すには?
不動産エージェントやオンラインの物件検索サイトを活用して、ニーズに合った物件を探しましょう。同じ街の中でも、エリアによって価格は大きく異なることがあります。家賃は治安や利便性と比例するので、その点をしっかり考慮しましょう。現地の情報を積極的に収集し、必ず複数の物件を見学して、契約前には細かい点までしっかり確認することが大切です。
地域にもよりますが、ニュージーランドで代表的な不動産サイトをご紹介しますね。
Realestate.co.nz:
- ニュージーランド全土の賃貸物件を網羅しており、地域や価格帯などで検索が可能です。詳細な物件情報や写真、ビデオツアーも提供されています。
- https://www.realestate.co.nz
Harcourts:
- ニュージーランドの大手不動産会社で、賃貸物件情報も豊富です。地域別や価格帯などで詳細に検索できます。
- https://harcourts.net
Raywhite:
- ニュージーランドの大手不動産会社で、賃貸物件情報も豊富です。地域別や価格帯などで詳細に検索できます。
- https://raywhite.co.nz/
4. まとめ
ニュージーランドでの一軒家賃貸は、プライバシーを確保して快適な暮らしを実現するには有効な方法です。
エリアの特性や法律を理解し、慎重に物件を選ぶことで、理想の住まいを見つけることができるでしょう。
移住を考える皆様にとって、心地よい住まいが新たな生活の幸せな始まりとなることを願っています。